東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

昔を思い出すリズム。

だんだん今に近づくにつれて、だらだらと長くなる心理描写。

小説を「なりわい」としない表現者が表現した、誰にでも訪れるリアル。


あたりまえのように悲しい話だが、

それをただ「悲劇」とせずに、深読みする視点があることにも気づく。


本当は活字になんかしたくない、自分の暗い部分もさらけ出して、

「でも自分は1人ではない、こういうステキな奴らと生きてきたんだ。」

という自信に満ちあふれている。


そんな「自信に満ちあふれた悲劇」だから、

多くのヒトが読んでみようと思って、何か感じ取るのかもしれんね。


しっかし、おもろいヒトだね。生き方が。