家を買いたくなったら(家探しの指標)

家を買いたくなったら

家を買いたくなったら

家を買うか、賃貸のままか、なかなか悩ましいですよね。そんな時には、こういう本から初めて見ると良いと思います。ぜひとも家を買いましょうという本ではないので、少し冷静な気分で、家を買うか、賃貸のままか考えることができるかもしれません。

ちなみに、この本に載っていたわけではないですが、家を買うか賃貸かを考えるのに役立ちそうなことを、簡単な数字を使ってまとめてみます。

参考サイト:スマッチ
参考サイト:東京R不動産
参考サイト:ALL ABOUT(住まい)

専有坪単価

専有面積1坪あたりの単価です。賃貸であれば賃料の単価、分譲であれば物件価格の単価になります。間取りも重要ですが、買うにしろ、借りるにしろ、結局「面積」にお金を払っているワケなので、基準として参考になる数値です。

ちなみに、1坪は約3.3㎡(1.818m×1.818m)、タタミ二畳です。
㎡表示の面積に0.3025をかけることで坪換算できます。

分譲と賃貸の比較
<坪単価で見る賃貸の目安>
 都内の賃貸住宅は、坪単価で8,000円程度あれば、そこそこ良い物件が借りられると思います。15坪(約50㎡)で約12万円が目安ですかね。40㎡以上あれば、新婚の二人暮らし向け2DKになりますね。一般的に、専有面積が小さくなると坪単価は上昇します。ワンルームになると7.5坪(約25㎡)で約7.5万円くらいはするので、坪単価で10,000円程度となります。もし、15坪(約50㎡)をルームシェアができれば1人6万円で同じ面積で生活できる計算になり、お得感がありますね。

<坪単価で見る分譲の目安>
 都内の分譲住宅は、坪単価で約200万円〜240万円程度であれば、良い物件が購入できると思います。

15坪(約50㎡):約3,000万円〜3,600万円
20坪(約66㎡):約4,000万円〜4,800万円
25坪(約83㎡):約5,000万円〜6,000万円


<分譲と賃貸の比較>
利率3%、返済期間35年、元利均等返済の場合 、月々10万円の返済で2,600万円の借り入れが可能となるので、管理費・修繕積立・固定資産税等で月々2万円かかると仮定して、400万円の頭金と諸費用約150万円があれば、賃貸と同じ月々12万円の支払いで、35年後にローンを完済した「3,000万円:15坪(約50㎡)の住宅」を所有できます。
参考:住宅ローンシミュレーション

15坪(約50㎡)の賃貸の場合、同じ期間の更新費用が、隔年毎に月額賃料の2ヶ月分として、35年で約400万円かかることや、その後も賃料の支払いが続くことを考えると、計算上は分譲のほうがお得です。住宅購入の場合、最近は金利も安く、税制の優遇措置も拡充されつつあります。
参考:住宅ローン減税のポイント 概要

ただし、若いうちにある程度リスクのある選択をすることは確かです。子育てのしやすさや自由度の高さなど、お金だけでは判断できない要素を踏まえて検討することがポイントかと思います。