この前、友人の結婚式で、彼らの生い立ちを2つの表現方法で見ることができた。


ひとつは「iPod」的に、とりあえず突っ込んだこれまでの写真を、新郎新婦関係なくランダムに表示するもの。

ひとつは「total album」的に、何曲かの曲の組み合わせの中で、結婚にいたるまでのストーリーを描いたもの。


iPod」的なものは、ご歓談中の背景としてながれており、話のネタとして面白かった。

「total album」的なものは、思わず「ぐっ」ときた。


映像表現のおもしろさと奥深さを感じる。


きっとはた目から見ると「iPod」的ではあっても、

彼らはひとつの「total album」を、これからもつくりつづけるのだろう。





iPod」 → 「シャッフル」 「ヒットパレードを一日中」


最高5,000曲 を指先ひとつで操れて、

自動車でも、スポーツジムでも、オフィスでも、自宅でも、どこでも音楽を楽しめる。



「total album」 → 「アルバム全体を架空のショーに仕立てる」


ただ曲を入れただけのヒット曲の寄せ集め的アルバムではなく、

1曲目からラストまで1つの流れもしくは1つのストーリーを形成しているアルバム。

ビーチボーイズの「Pet Sounds」や、ビートルズの「Sgt.Pepper's Lonely hearts Club Band」が代表的。

Pet Sounds  [from UK] [Import]

Pet Sounds [from UK] [Import]

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band