富良野から車でトマムへ。


・・・誰もいないぞ。

・・・本当にナビあってんの?


と、不安になりつつトマムが近づいてくると、にょきっと、とんがったホテルが出現。あとは山と森。


「なるほど、こんな大自然の中に水の教会はあるんだな。光の教会は住宅地に紛れてたのに。」


てなことを考えながら、教会のあるホテルに到着。


・・・が、


悲しい事実が発覚!Σ( ̄ロ ̄lll) 


予約しなきゃ見学できないのね、ここ。

光の教会はいつでもみれたもんだから、油断していた。


でも、ちょうど結婚式をやっているらしく、それが終わったら外からならみても良いことになった。

ここまできて、十字架すらみれないという最悪の事態は回避。


スロープをゆっくりと下りながら、たてものに近づく。

・・そとからじゃよくわからんぞ。やっぱり。


デジカメ抱えて、まだ雪の残る池のまわりを、未練がましくうろうろしていると、

「よろしかったらご案内しましょうか?」

と片づけをしていたホテルの心優しい人が、中を案内してくれることに。


よっしゃ!粘ってみるモンだね。

なんか普通に予約するよりずっと得した気分。

まあ気分だけだけどさ。


そんなこんなでようやくコンクリートの階段を上がり、中に入った。



目の前に光り輝く雪景色と十字架。

ゆるやかに十字架に向かって下っていく床面。

灰色の表情豊かなコンクリート。


なんだか神聖な気分になる単純なおいら。

ホテルの人の優しさにふれてご満悦。


「建築の魅力は、そこにたどり着くまでのシークエンスと一期一会の出会いにもあるんだな。」


そんなことを考えた。



でも、



ご利用は計画的に。