メトロセクシャル

メトロセクシャル


昨日、EZTVで 「メトロセクシャル」 なるものを特集していた。

こんな意味らしい。



1994年にイギリス人マーク・シンプソンが、

メトロ(都会)+ヘトロセクシャル(ゲイではないストレートな男性)から作った造語。

「都会に住み、都会型生活をする、仕事もプライベートもスマートにこなす男性」のことを指す。



ファッションやスキンケアなどに気を使い、

毎日の自分の生活に価値を持たせるべく

新しいライフスタイルを送る男性のことのようだ。




わかりやすくいうと、ベッカムのことらしいです。

中田とかもそうらしい。

イチローみたいな「野球道」を極めんとする人は違うみたい。



なんで最近になってこういう特集が増えたんかね?



みんな、がんばって 「小悪魔ブラ」 に対抗しよう! ということか?

ノーネクタイでもかっこいい! ってことを推進したいのか、小泉さん?

ある世代こえると、「格好ばっかりで中身がないのはどうかね」 って雰囲気だし・・・




ちょいと視点を変えてみよう。



「メトロ」 っていうと、建築なあたまのオイラにはまず、 「メトロポリス」 が思い浮かぶ。

超近代都市国家のこと。こんなイメージ。


 ・自然を侵食しながら無秩序に拡大する都市域

 ・下水道として利用される人工河川

 ・"国際様式"の画一された、一様で均質な建築デザイン

 ・住民に匿名性/孤立

 ・植木鉢の自然

 ・"死"のイメージ



一方、対立概念として 「エコポリス」 ってのがある。


 ・自然に適応し、生態学的に考慮された住宅計画

 ・再生能力/自己調整能力を保持する蛇行する河川

 ・地域の特性、歴史性を生かし、住民の体験を重視した多様で変化に富んだデザイン

 ・共同的な隣人関係/コミュニティ

 ・都心における小生態園(ビオトープ)の保持

 ・"生"のイメージ




そもそも、「メトロ」って言葉には

「多様性を許容する場所」「新しいものと古いものが融合しあう場所」

という非常に前向きな意味があるわけで、

メトロセクシャルを極めんとするエネルギーは決して間違っていないし、

デザイン好きのオイラだってその傾向がある。


ただ、最近 「家庭菜園」 に植えたトマトがすくすくと元気に育つ姿や、

洗濯していて、となりのおばあちゃんが「せんべい」くれるようなコミュニティは

とても大切な 「都会型生活の風景」 だと思う。


よしっ、そんな いいとこ取りの 「エコロセクシャル」 を目指そう!



洗濯物のたまり方が、まだ 「メトロセクシャル」にはほど遠いけど ・・・・・・・・・_| ̄|○