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- 作者: マイケル・フロッカー
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2004/07/22
- メディア: 単行本
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昨日、EZTVで 「メトロセクシャル」 なるものを特集していた。
こんな意味らしい。
1994年にイギリス人マーク・シンプソンが、
メトロ(都会)+ヘトロセクシャル(ゲイではないストレートな男性)から作った造語。
「都会に住み、都会型生活をする、仕事もプライベートもスマートにこなす男性」のことを指す。
ファッションやスキンケアなどに気を使い、
毎日の自分の生活に価値を持たせるべく
新しいライフスタイルを送る男性のことのようだ。
わかりやすくいうと、ベッカムのことらしいです。
中田とかもそうらしい。
イチローみたいな「野球道」を極めんとする人は違うみたい。
なんで最近になってこういう特集が増えたんかね?
みんな、がんばって 「小悪魔ブラ」 に対抗しよう! ということか?
ノーネクタイでもかっこいい! ってことを推進したいのか、小泉さん?
ある世代こえると、「格好ばっかりで中身がないのはどうかね」 って雰囲気だし・・・
ちょいと視点を変えてみよう。
「メトロ」 っていうと、建築なあたまのオイラにはまず、 「メトロポリス」 が思い浮かぶ。
超近代都市国家のこと。こんなイメージ。
・自然を侵食しながら無秩序に拡大する都市域
・下水道として利用される人工河川
・"国際様式"の画一された、一様で均質な建築デザイン
・住民に匿名性/孤立
・植木鉢の自然
・"死"のイメージ
一方、対立概念として 「エコポリス」 ってのがある。
・自然に適応し、生態学的に考慮された住宅計画
・再生能力/自己調整能力を保持する蛇行する河川
・地域の特性、歴史性を生かし、住民の体験を重視した多様で変化に富んだデザイン
・共同的な隣人関係/コミュニティ
・都心における小生態園(ビオトープ)の保持
・"生"のイメージ
そもそも、「メトロ」って言葉には
「多様性を許容する場所」「新しいものと古いものが融合しあう場所」
という非常に前向きな意味があるわけで、
メトロセクシャルを極めんとするエネルギーは決して間違っていないし、
デザイン好きのオイラだってその傾向がある。
ただ、最近 「家庭菜園」 に植えたトマトがすくすくと元気に育つ姿や、
洗濯していて、となりのおばあちゃんが「せんべい」くれるようなコミュニティは
とても大切な 「都会型生活の風景」 だと思う。
よしっ、そんな いいとこ取りの 「エコロセクシャル」 を目指そう!
洗濯物のたまり方が、まだ 「メトロセクシャル」にはほど遠いけど ・・・・・・・・・_| ̄|○