村野藤吾 建築とインテリア―ひとをつくる空間の美学
松下電工汐留ミュージアムへ、村野藤吾の展示を見に行きました。

- 作者: 村野藤吾
- 出版社/メーカー: 鹿島出版会
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
学生時代、佳水園を訪れた頃の気分がよみがえりましたね。
大学三年のとき、演劇サークルで舞台監督的な役割となり、芸術と建築と工芸をトータルで考えていく経験をしたことがあります。村野藤吾の建築には、私が学生時代にあこがれた小道具から建物のファサードまでの「トータルデザインに対する思い・どこか舞台監督的な美学」を感じます。内側の表現がみっちり詰まっていて、少し溶け出してくるような世界観です。
また、今回の展示では、戦争で消えた客船のインテリアをCG映像で再現していました。それほど長い映像ではありませんでしたが、消えてしまう芸術に対するひとつのアプローチがそこにはあると思います。