サッカーワールドカップ2010 FIFAランクのデザイン

何かと話題のFIFAランク

分析してみました。

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ちなみに、1990年以来ワールドカッブ本大会不参加のエジプトのランクが上なのは、試合の重要度が高いアフリカネイションズカップが2年に一度(他の大陸は4年に一度)開かれる上に、今年も開催され、三連覇しているため。クロアチア(9位)とロシア(11位)は欧州予選で惜敗していて、勝点ではポルトガルやフランスなどと差はない。

今回、日本が2010年ワールドカップで手にしたポイントは下記の通り。
ざっくりいうと、年間Aマッチ試合数を分母にして、下記ポイントが加算されることになる。

カメルーン戦:3×4×(200−19)/100×0.85 =1846.2
デンマーク戦:3×4×(200−35)/100×1.00 =1980


ポイントの計算方法は以下の通り

勝ち点×試合重要度×対戦国の強さ×大陸の強さ

●勝ち点(A)
勝ち:3点、引き分け:1点、負け:0点(※PK戦:勝ち:2点、負け:1点)

●試合の重要度(B)
国際Aマッチは4段階にランク分け
1.0:親善試合
2.5:大陸選手権の予選、FIFAワールドカップ予選
3.0:大陸選手権の本大会、FIFAコンフェデレーションズカップ
4.0:FIFAワールドカップ本大会
※大陸選手権:AFCアジアカップアフリカネイションズカップコパ・アメリカCONCACAFゴールドカップ、OFCネイションズカップ、UEFA欧州選手権の6大会

●対戦国の強さ(C)
対戦国の強さはその時点で最新のFIFAランキングを適用
1位:2.00  以下は (200-(相手国のFIFAランク))/100 の値 (※150位以下は 0.50 )

●大陸の強さ(D)
対戦国が所属する大陸連盟ごとに以下の定数
UEFA: 1.0
CONMEBOL: 0.98
その他: 0.85

上記までに算出された値を元に、以下の式である国際Aマッチにおけるポイントを求める。
(A)×(B)×(C)×(D)× 100

●ランキングポイントの算出
48ヶ月を12ヶ月ずつ4つに区切る。
直近の12ヶ月ごとに、上記の国際Aマッチで獲得したポイントの合計を計算し、行った試合数で平均をとる。ただし、5試合以下だった場合は一律割る数は5とする。
直近の12ヶ月ごと獲得したポイントの割合は100%、50%、30%、20%とする。得られた4つの平均値にこの割合を掛け、合算する。この数値がランキングポイントとなる。