<strong>2.ショッピングセンターの類型</strong>

 
NSC:ネイバーフッドSC(近隣型) 「普段」

店舗面積:10,000㎡以下
キーテナント:スーパーマーケット



主婦が夕飯の材料をワンストップで調達し、ついでに必要な日用品を買うような品ぞろえをセルフサービスで提供する。住宅地に立地。



CSC:コミュニティSC(地域型) 「人並み」


店舗面積:10,000〜35,000㎡ 
キーテナント:GMS(ゼネラルマーチャンダイジングストア)
サブテナント:ホームセンター・衣料品・雑貨など小売店やサービス業・飲食店。
       銀行など公共性の高い機能も組み込んでいる。



地域型SCは、人並みの生活に対応する。このSCが一つあれば、個人的こだわりや専門性をのぞいて、コミュニティでの生活に必要な材料は全部そろう、という品ぞろえ・サービスを提供している。

GMSは、日常の生活に必要な材料をワンビジットで提供する、というコンセプトの業態。
GMSを核店舗とするSCは、それぞれのコミュニティ(地域社会)における普段の生活に対応する買い物の行き先ということ。



RSC:リージョナルSC(広域型) 「こだわり」


店舗面積:35,000㎡以上
キーテナント:百貨店・GMS。
サブテナント:コンセプトのはっきりした専門店、飲食店など。
 
広域型SCは、その地域でもっとも「こだわり」のある商品を提供するSC。
もっと自分の好みにあった(ラグジュアリィ)生活を作りあげたい、というライフスタイルに必要な材料を提供する。

このSCは広域の人たちが年に数回訪れる、数回しかしない買い物の対象になる品ぞろえをしているわけではない。
テナントミックスも近くのNSCや途中のCSCを横目でみながらまっすぐRSCまで来店させる、そういう魅力を持ったショップをいろいろ揃えることが必要となる。