包帯クラブ The Bandage Club

包帯クラブ The Bandage Club (ちくまプリマー新書)

包帯クラブ The Bandage Club (ちくまプリマー新書)

包帯ってのは、けっこう自己主張の強いアイテムだと思います。

小学校のころ、車に引かれて両足を強度の打撲傷になったとき、周りの友達の目が明らかにやさしかったのを今でもよく覚えています。

その当時、包帯は「俺は今、傷ついている。」って、代わりに説明してくれるものなんだと思って、ほとんど治りかけてもしばらく巻いたままで、車に引かれたというショックからゆっくりと回復していったことを懐かしく思い出しました。

だから、この物語を読んで、少しくすぐったいような懐かしさと共感を感じています。

まあ、さらりと読めるので、秋の夜長にいかがでしょうか。