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映画「となりのトトロ」の主人公が暮らす昭和30年代の家「草壁家」を、
愛・地球博会場の森林の中に建築。一部二階建て約百平方メートル。
宮崎駿監督自身が住んでいた杉並区善福寺にあった文化住宅がモデル。
映画を通じて建築の歴史が振り返るのもなかなかいい試みだと思う。
誘致合戦はどうかとおもうけど。
まっくろくろすけは出てくるんだろうか?
文化住宅とは?
大正時代から昭和初期頃に
東京の郊外によく建てられた和洋折衷住宅の呼び名。
明治時代、外国から渡ってきた技術で建てられた西洋館は、
横浜、神戸、函館などの開港場から全国に広がっていった。
そして、大正から昭和に、サラリーマン層を中心に
和洋折衷のライフスタイルが普及し、一般の住宅にも
西洋館の影響を受けた建物が建てられるようになった。
一般的には、畳敷きを中心とする和風の住宅の玄関を入って、
すぐの隣の部屋に接客用の応接間だけを洋室とした、
和洋折衷住宅の一つの形式を指す。
草壁家は、東京の郊外所沢に結核の患者の療養のために建てられた住宅。
完成する前に患者が亡くなり、20年くらい放置されていた住宅という設定。
本来、玄関を入ってすぐ応接間であるべき部屋が、
結核患者が昼間過ごすために陽当たりのよいサンルームになっている。
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