読書に関する考察(i padで何が変わるのか)

読書関連の個人的なプラットホーム整理を兼ねて、今後i padで何が変わるのか考えてみました。

■検索
●Amazon(オススメ)
レビューや書籍検索結果をもとに、オススメ本を紹介してくれる。
●区立図書館検索
WEB上で予約すると、家の近くの図書館まで届けてくれる。
■レビュー
●ブクログ
WEB上の本棚作成サービス。レビューも書ける。
■本屋
●松丸本舗
丸善丸の内オアゾ店にある、松岡正剛氏プロデュースの本棚。
●南洋堂
建築関連書籍の専門店


とりあえずの整理として、マトリックス分析。

昔の読書
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現在の読書f:id:kanta_r25:20100621152238j:image
今の読書環境は、昔に比べて検索性能とリサイクル率が向上しています。したがって、装丁などストックとしての魅力づくりや、ただ本を買って読むだけではない読書の付加価値を、本屋の空間やコンセプトと共にデザインしていくことがポイントと分析しました。

一例ですが、先日「松丸本舗」前のハヤシライス屋で母親と待ち合わせ、お薦めの本や本の読み方・贈り方の話になって、最後に一冊オススメ本を買ってもらうという場面がありました。ちょっとしたことですが、一緒に本について話す空間のデザインは、人のつながりを産む新しい可能性を秘めている気がします。

ひょっとすると、今後、i padの普及によって、i padのブラウジングルームのような都市のスペースがあちこちに挿入されてきて、社交場・サロンの機能を持つようになるかもしれません。i padの大きさ・機能の将来性を考えたとき、i padはどこにでも持ち出せるけれど、ある程度落ち着いた空間での作動に向いていることに気づきます。i padを集まって作動させる都市のプラットホームを、出版・メディア関連分野の成長戦略に位置づけ、建築や都市デザインの視点で研究していくことが有効と考えます。引き続き今後も分析していきます。